行事紹介~合宿編~
- 1284茶道
- 2021年9月9日
- 読了時間: 2分
最近、足袋ソックス内に入っていた台紙を抜かずに、そのまま履き続けた醤油左衛門です…
「醤油」と名乗っているのも、杯(日本酒を飲む小皿みたいなやつ)を醤油皿と言い間違えたことが原因なんですが、もはや「足袋左衛門」と名乗った方がいいですかね?(笑)
さて、今回のお題は行事紹介・合宿編ですね。
例年茶道部では、長野県にある旅館「常盤館」にて、3泊4日の合宿を行っています。内容は、各自の実力に応じた稽古を行い、最終日には3年による茶事を体験する、といったものになっています。夜には懇親会も行われ、皆と絆を深められる、楽しいイベントです!
…
……
………以上です
いや、私も語りたいんですが、なにせコロナのせいで2年連続開催できていないという事もあり、これ以上書けない。しかし、このままだと少し(相当)味気ない。それは3年のプライドが許さない。
という訳で、合宿で本来2年が行う「研究発表about茶道(簡易省略ver.)」をしようと思います!!!!!(少々お付き合いください_(._.)_)
テーマは「出し袱紗の名前」についてです!ちょっとした豆知識ですね。
出し袱紗とは「濃茶を頂く際に用いる少し豪華な袱紗」のことです。
文字数の関係で、今回は部のものから2つ紹介したいと思います。
まず、「荒磯緞子(あらいそどんす)」という出し袱紗。
荒磯とは、「多くの魚の中で鯉が滝登りして竜になる」という中国の故事が由来で、「立身出世」の意味があるそう。竜になる鯉だから、少し厳つい感じの鱗柄なんですね!!
緞子と言うのは、中国から伝来した絹織物の一種です。先に染色した生糸で織られていていて、すこし渋めなのが特徴。

次に、「壇七宝紋金襴(だんしっぽうもんきんらん)」という出し袱紗。
「壇七宝紋」というのは、七宝の柄が壇上に連なっていることを指しています。ちなみに七宝は元々仏教の言葉で、「金・銀・瑠璃・玻璃・珊瑚・瑪瑙(めのう)・硨磲(しゃこ)」という7つの宝を指していて、円満を意味する縁起の良い柄だそうです。
「金襴」とは、中国から伝来した絹織物の一種で、金糸と生糸で織られたものです。ピカピカしていて、豪華な感じなのが特徴。高級品なんですよ!!!!

難しい漢字が多い出し袱紗の名前ですが、意味合いが分かると意外と覚えやすいと思います(*^^*)
これからも、作法だけではなく茶道具への見聞も深めていってくださいね!!
3年 足袋左衛門(もとい醤油左衛門)
☆オマケ☆
ブログのカバー画像は、最近頂いた練り切りです!
茶道をできる日々はいつ来るのか…🍵
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