茶道小噺〜作法編〜
- 1284茶道
- 2021年9月5日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
今年の夏は暑い日が続くかと思えば、急に涼しくなる日もあって体調を崩しやすいかと思います。私は見事に崩しました。
皆さんも体調にはお気をつけください。
今回のテーマは作法についてです。
茶道にはやることなすこと全てに作法があり、使う道具や季節によってバリエーションがあるため、練習を通じてそれらの作法を覚えることになります。
茶道では様々な道具を使いますが、これらの道具ひとつひとつに決まった扱い方があります。また、同じ道具でも形が違えば扱い方も異なるため、それも覚えていく必要があります。
さらに、作法は季節によっても異なり、冬から春の間は炉の点前、夏から秋にかけては風炉の点前になります。加えて、棚を置く点前と運び点前(棚を置かない点前)でも作法が変わります。
そして何より、流派によって作法が異なります。茶道の流派は大別して、表千家、裏千家、武者千家があるとされ、流派ごとに異なる作法が伝えられています。一番大きな違いが出るのはここかもしれません。
点前だけでもこれだけの作法がありますが、これ以外にも客作法や半東の作法など、様々な作法があります。
こうして見ると、茶道は茶をいれるだけのことを作法に従いながらやる窮屈なものだと感じるかもしれません。私は時々そう思います。
ですが、点前に集中しているときの緊張感や、丁寧にいれられた抹茶を頂いたときの満足感は茶道でしか感じられず、一度味わったら中々忘れられません。茶道には本当に不思議な魅力があるのです。

3年 夏バテしてる猫
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