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茶道小噺〜お菓子編〜


こんにちは。皆さんお元気ですか?

最近はとても暑くて、太陽のパワーを感じる日々です😅熱中症予防など、体調管理にも気をつけたいですね!


今回のブログでは、茶道で使うお菓子についてご紹介します。お茶会ではお茶を点てる前に、甘いお菓子が出されます。お菓子は「干菓子」と「主菓子」の二つに分けられ、基本的に薄茶には干菓子、濃茶には主菓子が出されています。


まず干菓子とは、水分の少ない乾燥しているお菓子のことで、落雁や金平糖などがそれにあたります。干菓子は華々しさというよりも、素材の味と小柄で純朴な姿で四季を表現する魅力があります。


次に主菓子についてです。主菓子は濃茶のほろ苦さや美味しさを引き立てるためのもので、羊羹や練り切りなど比較的水分量の多いお菓子を指します。手の込んだものが多く見た目も豪華であり、季節のお花を模すなど、四季を繊細に表現します。


ちなみに、私たちは茶道のお菓子と聞くと、今回ブログで扱ったように砂糖をふんだんに使った甘いお菓子を想像しますが、海外から砂糖が輸入されるようになった江戸時代以降のことだそうです。茶の湯が発達した桃山時代には、現在使用している甘いお菓子ではなく、栗や柿などの果物や椎茸などの素朴な食材が使われていたそうです。驚きですね🤭


江戸時代以降、和菓子は四季を表現する洗練されたデザインで各地に普及していきました。そんなお菓子は茶道において、美味しさはもちろん、四季やお茶会の趣を感じさせる大事な役割を担っています。一つ一つ特別な意味をもつお菓子と、そのお菓子を選んだ亭主のおもてなしの心に想いを馳せることで、よりお茶会が楽しくなることと思います😊


ではでは最後に季節のお菓子について紹介させていただきます。


8月の主菓子の銘「酔芙蓉」は、一日の間に純白からピンクに色を変化させる酔芙蓉の花をモチーフにしたお菓子です。和菓子店によって、姿を変える色の変化を繊細に表現しているので、ぜひ探してみてください💪


3年 しろたん


 
 
 

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