top of page

茶道部の秋

みなさまお久しぶりです!最近は朝晩の冷え込みが厳しくなって、本格的な冬の到来を感じさせる頃合いになってきましたね。昨年に引き続き今年もラニーニャ現象がみられるので、爽やかな秋が短く、寒さが厳しい冬となりそうです。


そんな中ですが、今回のテーマは「茶道部の秋」です。少し早めではありますが、私たちの部では「炉開き」を行いました。茶道では、暖かい時期と寒い時期で点前の形式が変わります。立夏(五月)から立冬(十一月)の温暖な季節では、畳に敷板などを敷いてその上に風炉を置き、釜をかけて湯を沸かすため、風炉の手前が行われます。お客さんがいる場所から釜を遠ざけることで、暑さを感じにくくしています。対して、立冬から立夏の寒冷な季節では、畳に炉を切り、そこに釜をかけて湯を沸かすため、炉の手前が行われます。先とは逆に、お客さんのいる位置に釜を近づけることで、寒さを感じにくくしているのです。先程述べた「炉開き」は、冬になって初めて茶事の炉を開くことで、「茶人のお正月」と表現される特別なお祝いとされています。それは、新茶を半年ほど熟成させ、旨味が落ち着いた抹茶の新茶を、この時初めていただくためです。実際に私たちもお茶と練りきりをいただき、ささやかながら良いお茶ができたことをお祝いさせていただきました。


3年ぶりの開催となる一橋祭では、茶会を催しております。もしお暇がありましたら、足を運んでいただけると幸いです。


2年 こまいぬ






bottom of page